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若井 栄一; 菱沼 章道; 加藤 康*; 高木 清一*; 安彦 兼次*
日本金属学会講演概要,1994秋期 (第115回)大会, 0, p.488 - 494, 1994/00
Fe-Cr合金の原子炉材料への応用において、主な問題は照射脆性と照射によって生じる延性-脆化温度のシフトである。本研究ではこれらの初期過程における転位ループの発達に対する純度の効果を明らかにするために、99.7%と99.99%の2種類の純度のFe-Cr合金を作製し、室温から773Kの温度において1MeVの電子を照射した。低純度のFe-Cr合金においては{100}面にa〈100〉のバーガースベクトルを持つ転位ループのみが観察されたが、高純度のFe-Cr合金においては{100}面にa〈100〉型と{111}面にa/2〈111〉型の2種類の転位ループが観察された。a/2〈111〉型の転位ループの成長速度は723Kより高温側で、a〈100〉型の転位ループより速く、それより低温側ではやや遅くなることが分かった。これらの結果は、転位ループの成長速度がバイアス効果にコントロールされているだけではなく、ループの安定性によってもコントロールされていることを示している。
室村 忠純
Journal of Nuclear Science and Technology, 19(10), p.852 - 854, 1982/00
被引用回数:6 パーセンタイル:75.22(Nuclear Science & Technology)PuNの格子定数は、線及び不純物酸素、炭素により大きな影響を受ける。このうち、不純物の効果に関して調べ、PuNa格子定数と不純物量の間には、Aimpure=Apure+Kx+Kyの関数があることを見出した。Aimpureは不純物炭素をxwt%、酸素をywt%含むPuNの格子定数である。実験結果からK=4.210、K=9.110、不純物を含まないPuNaの格子定数Apure=0.4904670.000030nmを得た。
田中 隆一; 田島 訓; 宇佐美 晶*
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 24(11), p.627 - 637, 1973/11
耐放射線型の線高線量率測定のためのN/P型シリコン太陽電池を用いた固体電離箱の諸特性、およびその改良について述べた。電離電流は10~10R/hrの範囲で線量に比例する。放射線損傷による感度の劣化はバルクの比抵抗が高い程小さく、かつ不純物(Cu)のdopeによってさらに小さくできることがわかった。Cuをdopeした200-cmのバルクを用いたN/P型試料に対して、感度劣化率は1MRあたり0.1%であった。前照射法によって感度を安定化させることも可能である。温度依存性は比抵抗や負荷抵抗にかなり依存するが、100の負荷抵抗を標準とした場合、出力電流の温度係数は5~60Cの範囲内で最大0.4%/C以下にすることができる。Air dose測定用プローブの方向依存性は、電極からの2次電子の後方散乱を補償することにより、1%程度におさえることができる。
太田 幸宏; 永井 佑紀; 町田 昌彦
no journal, ,
トポロジカル超伝導体は、その数理的関心、および将来の量子デバイスに関わる基盤材料としての重要性から着目されてる。本講演では、トポロジカル超伝導体の候補とされるに焦点をあて、その超伝導体としての堅牢性評価に関わる不純物効果を調べる。自己無撞着行列法により非磁性不純物存在下での状態密度が計算され、その結果、この物質を支配する物質パラメータが特定の条件を満足する場合、極めて高い堅牢性が保障されることを見出す。また、この数値結果の理解につながる低エネルギー有効理論を構築することに成功した。この枠組みにより、堅牢性が保障される物質パラメータ領域と相対論的効果の間に密接な相関があることが明らかになる。さらに、有効理論の知見に基づき、超伝導輸送特性を記述するために必須なGL理論の構築を試みる。